宍戸建設の見学会 建具等の紹介と、からくり編
【 ホールからリビングの建具】…蔵の入口扉を、軽々と開閉できるようにして
ホールより撮影したこちらの建具は、元々 蔵の入り口扉として使用されていた扉です。
施主様がお知り合いの方より貰い受け
宍戸建設との接点(出会い)があるまで、長いあいだ昔の家の茶の間である、お部屋の角に寝かせてあった品物です。(施主様より、建具となる前のおもしろいエピソードも聞けました~)
そんな、大事に眠っていた扉は、ホールからリビングへの入り口建具として生まれ変わりました。
【リビングより撮影しました。】
幅130CM(4尺3寸)ある大きな建具です。
こんなに大きいと重いんじゃない? なんて思われるほどの大きな扉は片手でスルスルと開きます。
実際に開け閉めを体験されたお客様は、軽くてスムーズに開閉できる見た目と違う入口に驚かれていました。
【リビング側より撮影、開けてみました】
全開に開けてみた時の様子です。
ちなみに、からくりいっぱいの今回の建物は、建具の右側にあるモノもからくりあり(笑) 元々は、高さが6尺(約1.8m)あった茶箪笥の上部分のみを利用して作ったテレビ台にしてるのですが、前後に片手でコロコロと動かせる細工が施されています。
【 納戸の建具も蔵仕様】…スルッと引ける
蔵の入口で利用されていた扉です。
こちらも重そうに見えますが、片手でスルッと開きます。
中は色んなモノを沢山収納できる納戸として。
幅広く棚も設けてあります。
【 入口の建具 】…手作りです
周りの雰囲気にあわせて、新たな手作り建具を制作。
ガラスだけは施主様の集めておられたガラスを組み合わせて使用しております。
光りが廊下にいくように、大きめのガラス
奥と真ん中はトイレと脱衣室なので、万が一の電灯のつけっぱなし防止につながるように光窓を。
黒い部分も杉の無垢材で、真ん中の板も本物の杉材です。見た目よりも軽い建具です。
【 トイレの収納建具 】…収納している物を隠す建具に
収集された建具でも、ベストな形で再生。
施主様に、これも、どこかに使えない?~設計してこの場所に。上の手洗い部分の使いやすさも考えながらカウンター高さをと建具の大きさも見ながら施工。
施主様の明るい性格から、金の襖の気持ちを表現していただきました。「まさか、オイラ ココに使われるとは~」って(笑)